各務原市役所前

名鉄各務原線

各務原市役所まで約195m 約2分30秒

【役所】フルネーム系前駅一直線型

  • 1926(T15).1.21「一聯隊前」
  • 1938(S13).12.1「各務原運動場前」
  • 1949(S24).12.1「運動場前」
  • 1960(S35).11.1「各務原飛行場」(かがみがはらひこうじょう)
  • 1965(S40).10.1読みが「かかみがはらひこうじょう」に変更
  • 2005(H17).1.29「各務原市役所前」

各務原の公式の読みは「かかみがはら」だ。ネットで見つけた各務原市歴史民俗資料館館長、西村勝広氏の解説によると「岐阜県立各務原高等学校は”かかみはら”と読み、JR高山本線の各務原は”かがみがはら”と読む。市民の日常会話のなかでは、”かがみはら”などが用いられる」とのこと。この駅も、1965(S40)年に「かがみがはらひこうじょう」から「かかみがはら〜」に変更されている。読み方は時代によって変遷しており、JR「各務原」が開業した1920(T9)年の時点では「かがみがはら」だったそうだ。その後、いくつかの形が派生し、1963(S38)年に各務原市が誕生するとともに、公式に「かかみがはら」と決められたため、名鉄もそれに呼応したということらしい。なるほど。

駅舎は洋風の建売住宅みたいだが、市から都市景観賞を送られている。駅前の通りをまっすぐ南下すると、スーパーピアゴの向かいに市役所が見えてくる。駅に最も近い敷地の入り口までを測った。

市役所が当地に移転してきたのは1965(S40)年で、現庁舎はその7年後に建てられた。老朽化のため新しく建て替えられてしまうそうで、モダンでかっこいいのに残念だ。周辺は飲食店が並び、駅前には各務原市産業センターの立派なビル。B級グルメの全国大会で3位になったキムチ鍋で儲かっているのかもしれない。どんなものか調べてみると韓国のプデチゲという、キムチ鍋にソーセージや餅、インスタントラーメンなど、米軍から放出された食糧で作ったごった煮みたいな鍋だった。ソウルで食べたらおいしかったので、韓国料理好きとしては一度食べにこなくてはいけない。ちなみになんでキムチなのかというと、冬ソナで有名な韓国の春川(チュンチョン)と姉妹都市だからとのこと。

参考文献 日本鉄道旅行地図帳、全国駅名辞典、各務原市ホームページ、各務原という地名/難読致命のルーツ、各務原キムチホームページ