やながわ希望の森公園前

阿武隈急行

やながわ希望の森公園まで約292m 約2分35秒

【公園】フルネーム系サテライト型

  • 1988(S63).7.1開業

掘割のホームの長い駅名標に、長い駅名が大きくひらがなで書かれている。駅舎には以前、立ち食いそばかなにかの店が入っていたようで、閉鎖されたガラスのドアからカウンターが見える。駅に住みついているらしき猫のとなりに、餌の載ったお皿が置いてある。一番近い施設は公園ではなく梁川プールだ。

駅と公園はかなり離れているが、駅を出て300mほどの場所から公園の入口まで豆汽車が出ている。残念ながらこの日は運休だったので10分ほどの道のりを歩く。歩道の横を豆汽車の線路が走っている。それを見ながら歩いていると、乗りたかったなあという気持ちがどんどんふくらんできた。運行時間は、阿武隈急行のダイヤとリンクしていないとの張り紙。ほとんどの人が車利用だからそれでも構わないのだろう。本当は阿武隈急行と豆汽車のリレーなんて素晴らしいのに。起終点にはちゃんとホームと転車台も設置されていて本格的だ。

1985(S60)年にオープンした公園には、古い民家や沼、アスレチックやキャンプ場、産業伝承館などがある。7月の雨の降るじめじめした日だったが沼に釣り人が2人。豆汽車は1987(S62)年開通で、当前駅はその次の年に開業。次回は豆汽車の運行日に訪れ、ゴールデンリレーを楽しみたい。

これを書いてから数年、様々な調査を行ってみると、ゴールは豆汽車乗り場まででいいのじゃないかという気がしてきた。乗り場を公園の出張施設と考えれば、サテライト型に適用することができるからだ。念の為、調査当日に乗り場までの距離も測定していたので、冒頭にはそちらの結果を表示することにした。(公園まで817m70 9分50秒)

参考文献 日本鉄道旅行地図帳、全国駅名辞典、福島県伊達市ホームページ