自衛隊前

札幌市営地下鉄南北線

陸上自衛隊真駒内駐屯地まで約120m 約1分30秒

【国防】短縮系対面型

  • 1971(S46).12.16開業

亡くなった先の師匠、古今亭志ん駒は落語家になる前、海上自衛官だった。入門当時66歳だったがバリバリで、のろまな私はよく「この陸上がっ!」と怒られた。意味は分からなかったが「すいません」と返していた。きっと海上自衛隊と陸上自衛隊の間には、部外者には分からない感情があるんだろう。

そんな陸上自衛隊の駐屯地が目の前にある。道路を渡り川を越えたところの門までを測った。「これより先は防衛省用地であるため許可なく立ち入りを禁止する」とのことだが、「省」の字がシールで貼られていた。きっと「防衛庁」を直したんだろう。重要書類の間違いもこういう風に直していたらどうしようと不安になった。雪の中に深い緑の軍用車両や三角屋根の建物が見える。雪が積もっているからか、他の地域より駐屯している感が強い気がする。

当地は1876年(M9)から1946年(S21)に米軍が駐屯するまで、真駒内種畜場や北海道農業試験場と呼ばれ、酪農と畜産の先進地であった。米軍の使用時は「キャンプクロフォード」という、北海道に初めて鉄道を建設したアメリカ人技師の名が冠されていたそうだ。1954年(S54)に自衛隊が発足した際、真駒内駐屯地として開庁した。 ちなみにここに所属する第11旅団は、有名なさっぽろ雪まつりの雪像作りに長年参加している。雪像作成は高度な技術を必要とし、習得するには3~5年からかかるとのこと。ご苦労様です!

基地の奥は藻岩山のスキー場。冬の夜、ライトで照らされたスキー場が電車から見えてきれいだ。地下鉄だが高架の駅で、豪雪地帯の北海道らしく駅以外の場所もスノーシェードで覆われている。外から見ると、そっちも軍事施設っぽくてかっこいい。

駅の反対側は住宅街で、焼肉屋と居酒屋がある。自衛隊員はどこで呑むんだろう。駅スタンプあり。近所の札幌市交通資料館はリニューアル工事中だった。

ちなみにこの線の終点は真駒内。中学高校の頃、我らがCHAGE&ASKAの札幌公演はだいたい「真駒内アイスアリーナ」で行われていた。どんな場所なんだろうと思いを馳せていたので、初めて降り立ったときは感動した。思わず心の中で、「真駒内アイスアリーナ」を早口で5回繰り返してしまった。

参考文献 日本鉄道旅行地図帳、全国駅名事典、真駒内駐屯地ホームページ、第11旅団ユーチューブ